★ワクチンパスポート実装へ、早急な検討要望

 経団連、一日も早い国際往来の正常化を求める

 日本経済団体連合会は、グローバルなビジネス活動は日本経済の生命線だとして、国際往来の早期再開に向けて、ワクチンパスポート(ワクチン接種記録)の検討を進めるよう政府に要望した。世界的には出入国管理でワクチンパスポートの活用に向けた議論が本格化しているが、日本ではワクチンの接種自体が遅れており、ワクチンパスポートについては議論が始まっていない状況だ。こうした中、経団連はワクチンパスポートの実装に向けた具体化を早急に進めるべきであり、そのためにも担当省庁を明確にして検討を進めるよう政府に要望した。経団連の正木義久ソーシャル・コミュニケーション本部長に、国際往来の再開に向けた課題や経済界の要望などについてインタビューした(聞き手=印南有理本紙編集長)。

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米空軍、スカイボーグの「頭脳」の初飛行成功

 クラトスUTAP-22に搭載して2時間10分飛行

 米空軍ライフサイクル管理センター(AFLCMC)は5月5日(米国オハイオ州現地時間)、無人機開発プログラムである「スカイボーグ・ヴァンガード・プログラム」において、「頭脳」にあたる自律性コアシステム(ACS:Skyborg autonomy core systems)を搭載したクラトス・UTAP-22が試験飛行に成功したと発表した。

※写真=米空軍が開発している無人機「スカイボーグ」の「頭脳」にあたるACSを搭載したクラトス・UTAP-22が試験飛行に成功した(提供:AFLCMC)

露海軍艦艇4隻、対馬海峡を南下し東シナ海へ航行

1隻は「マルシャル・シャポシニコフ」か

 統合幕僚監部は去る5月6日、ロシア海軍艦艇4隻が対馬海峡を南下し、東シナ海へ向け航行したのを確認したと発表した。

※写真=ロシア海軍艦艇4隻が対馬海峡を南下し東シナ海へ向け航行した。写真は自衛隊が撮影したスラバ級ミサイル巡洋艦(011)(提供:統合幕僚監部)

ボーイング、コスタリカに737-800BCFライン新設

COOPESAと提携、2ラインを22年初頭までに開設

 ボーイングが737-800貨物改修機(BCF)の改修能力を増強するため、コスタリカを拠点とするメンテナンス・修理・オーバーホール(MRO)プロバイダーであるCooperativa Autogestionaria de Servicios Aeroindustriales(COOPESA)との間で新たなパートナーシップを締結した。これにより、新たに737-800BCFの改造ラインを2ライン開設する。ボーイングによれば、新設する改造ラインの1つ目のラインは2022年初頭に開設する計画で、2つ目のラインは同年後半に開設する予定だ。

※写真=コスタリカに737-800BCF改修ラインを2つ新設する(提供:ボーイング)

フィンランド次期戦闘機選定、各社が最終入札

秋頃に入札評価終え、今年末には最終決定へ

 フィンランド国防省は去る4月29日(フィンランド現地時間)、フィンランド国防軍の次期戦闘機選定プログラムである「HX戦闘機プログラム」において、入札に参加している5社から最終提案書(BAFO)の提出を受けたと発表した。フィンランド国防省では2021年秋頃までに各社提案書の評価を終え、フィンランド政府が今年末までに国防省の提案に基づいて最終決定するとしている。

※写真=フィンランドの次期戦闘機を決めるHXプログラムは、各社最終提案書が出そろった。ロッキード・マーティンは第4世代機のコストで購入出来る唯一の第5世代機としてF-35を提案している(提供:ロッキード・マーティン)