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2022.12.19

WING

次期防衛力整備、5ヵ年で大幅増の43兆円

 装備品の維持整備に注力、着実に航空・艦船取得

 政府がこのほど示した防衛3文書のうちの「防衛力整備計画」は中期防にかわり、中長期的な整備計画を示した。その中では、おおむね10年後を念頭に自衛隊の体制を示す。さらに5ヵ年の経費総額や主要装備の整備数量など示す。次期整備計画では、5年後の2027年度までの歳出総額を43兆円とし、かつてない規模の計画を打ち出した。
 中でも最も費用をかけて行うのが装備品などの維持整備と可動確保で9兆円に上るとした。これに続くのが車両・艦船・航空機などの導入費で約6兆円になるとした。さらにスタンド・オフ防衛能力では約5兆円で強化するとしたほか、施設強靭化および教育訓練費・燃料費等ではそれぞれ約4兆円ずつかけて整備を進める。また統合防空ミサイル防衛能力強化と基地対策ではそれぞれ約3兆円ずつになるとした。

※この記事の概要
 陸自戦闘ヘリはUAVへ
 装備・人員を最適配分 など

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