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2025.09.01

ウイングトラベル

★香港、韓国の渡航者減で7月の外国人宿泊者数2.5%減

 地方誘客への影響も、観光庁今後の動向注視

 

 観光庁の宿泊旅行統計調査によると、7月の国内延べ宿泊者数(第1次速報値)は前年同月比1.4%減の5640万人泊となった。このうち、外国人延べ宿泊者数は2.5%減の1423万人泊となった。7月に日本で大きな災害があるという「うわさ」が広がった影響で香港からの訪問客の延べ宿泊者数が45.0%減、韓国からが23.2%減と大きく落ち込んだことが響いた。韓国や香港は日本の地方都市への直行便が数多く就航していることから、地方への訪問客数も多いマーケットだ。観光庁や日本政府観光局(JNTO)が地方誘客を促進していく中で、早い段階で再びプラス基調に戻るかどうかが大きなカギを握りそうだ。観光庁は「第2次速報値で修正される可能性もある」と前置きした上で「今後の動向を注視していきたい」とした。

 

※グラフ=延べ宿泊者数前年同月比の推移(観光庁「宿泊旅行統計調査」より)