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2025.11.04

WING

RTX、海自「こんごう」代替艦などにSPY-6売り込み

 米海軍以外で独海軍も採用、そのメリットとは?

 RTXの事業部門であるレイセオンで、ネーバルパワー担当プレジデントを務めているバーバラ・ボルゴノヴィ氏、ネーバルシステムズ&サステイメント担当バイスプレジデントのジェニファー・ゴーティエ氏らが来日して取材に応じ、ボルゴノヴィ氏は同社が開発した防空・ミサイル防衛レーダー「AN/SPY-6」(SPY-6)をあらためてアピール。日本の海上自衛隊が同レーダーを導入するメリットをあらためて強調した。
 SPY-6は米海軍の複数の艦種に搭載が進む、実績のあるレーダーだ。防空・ミサイル防衛システム網の「目」の一部として機能し、堅固な防空・ミサイル防衛網を担う。そうしたなかレイセオンでは、日本の海上自衛隊の護衛艦「こんごう」の代替艦、さらにはANSPY-1D(V)を搭載している「あたご」型などでの換装を期待しているところ。
 レイセオンが開発したSPY-6は、フェイズドアレイレーダーだ。RMA(レーダー・モジュラー・アセンブリー)と呼ばれる、60センチ角のレーダーの「キューブ」を積み重ねることによって、柔軟かつ高い拡張性を生み出し、様々な艦種に対応する。