ウイングトラベル
★7月の訪日外客数343.7万人、同月過去最高

米、欧州など15市場で7月として過去最高を記録
日本政府観光局(JNTO)が発表した7月の訪日外客数は前年同月比4.4%増の343万7000人となった。7月として過去最高だった2024年の329万2600人を14万人以上上回り、7月として過去最高を更新した。また1月から7月までの累計も前年同期比18.4%増の2495万5400人となった。
JNTOによると、東南アジアなど一部の市場では夏場の需要は落ち着く時期となった一方で、東アジア、欧米豪、中東など多くの市場でスクールホリデーに合わせた訪日需要の高まりがみられ、訪日外客数増加につながったと分析している。特に東アジアでは台湾が単月で過去最高を記録。そのほか、米国、豪州、欧州全市場など15市場で7月として過去最高を記録した。
7月の出国日本人数は120.6万人
前年比14.9%増、コロナ禍前72.7%水準に
7月の出国日本人数は夏休みの需要拡大期に入ったこともあり、前年同月比14.9%増の120万5500人となった。5月から3カ月連続で100万人超えを記録するとともに、2ケタ台の増加率となっている。1~7月の累計は前年同期比14.1%増の781万4500人となった。ただ、コロナ前である19年同時期の165万9200人と比較すると、回復率は72.7%にとどまっており、完全復活までは未だ道半ばであるといえそうだ。
※表=7月の訪日外客数と出国日本人数の動き(出典=JNTO)