エア・カナダ、スト続き運航再開に遅れ

　19日午後まで運航停止、段階的に後ろ倒し

　エア・カナダとエアカナダ・ルージュ便が、引き続き運航停止中だ。客室乗務員組合のストライキの影響が続き、エア・カナダは8月18日（現地時間）、翌19日午後まで運航停止を延長することを発表した。
　エア・カナダは客室乗務員組合との間で労使交渉を続けてきたものの決裂。組合側はストライキに踏み切り、8月16日にはエア・カナダ、エアカナダ・ルージュの全便が運航停止となった。そこへカナダ政府が仲介に乗り出し、カナダ労使関係委員会（CIRB）が17日にストライキ中止命令を発した。ロックダウンは一旦解除されたものの、しかしながら客室乗務員組合が属するカナダ公務員組合（CUPE）が乗務拒否を指示し、これを受けて客室乗務員組合も組合員に乗務拒否を呼び掛け、混乱が続いている。

※画像＝夏の繁忙期をストライキが直撃。混乱が続くエア・カナダ（提供：エア・カナダ）