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★羽田空港顧客満足度、86%が「満足」傾向

サービス満足度は88%超、PTB間移動に課題も
日本空港ビルデングは、羽田空港第1・第2ターミナル(国内線)における2025年の顧客満足度調査結果を公表した。国内線両ターミナルを利用した利用者1114人から回答を得ており、総合満足度(「満足」もしくは「やや満足」と答えた比率)は86.2%だった。
ターミナル別では、第1ターミナルが「満足」55%、「やや満足」33%に対し、「不満」が0.3%、「やや不満」が2.9%だった。第2ターミナルについては、「満足」50.6%、「やや満足」33.6%だった一方、「不満」は2.1%、「やや不満」は5.8%となった。第1ターミナルに比べて満足度に関する課題が明らかになった。
カテゴリ別では、「サービス」部門の評価が最も高く、総合満足度88.7%を獲得した。案内カウンターや清掃員、警備員の丁寧な応対が利用者から好評を得た。次点が「ターミナル環境」で87.5%、3番目が「飲食店」で84.5%、4番目が「ショップ」で83.9%を記録した。
一方で、相対的に評価が低かったのは「アクセス・ターミナル間移動」で71.5%だった。とくに駐車場の混雑や予約枠不足といった声が多かった。
今回の調査は、2025年2月7日から10日にかけてサーベイリサーチセンターにより実施された。航空機利用者のみならず、見学や送迎、買い物で訪れた非搭乗者も対象とした。日本空港ビルでは、結果をターミナル内の各事業者とも共有し、今後のサービス改善に反映していく考え。