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航空輸送統計5月、国際旅客187万人、利用率8割超

国内旅客増加の907万人、国際貨物は減少へ
国土交通省は今年5月の航空輸送統計速報値をまとめ、本邦航空運送事業者による国際航空の旅客輸送量が前年同月比13.9%増の187万5000人、人キロベースでは12.8%増の92億6780万3千人キロで、座席利用率が82.5%となった。国際線旅客はこのところ訪日旅客増加の影響などで輸送量の増加が続いており、利用率が8割を上回る高い水準で推移した。
国内定期航空の旅客輸送量は5.1%増の907万4000人で、人キロベースが5%増の85億2281万人キロ、座席利用率が77%となった。国内線旅客の需要はすでにコロナ禍前を上回って堅調に推移しており、利用率も8割に迫って比較的高い水準だった。
貨物輸送量は超過手荷物・郵便を含め、国際航空貨物が0.5%減の13万4092トンで、トンキロベースが2.1%減の7億3692万6千トンキロ、重量利用率が70.1%だった。国内定期の輸送量は8.6%増の5万7494トン、トンキロベースが前年比8.9%増の6257万5千トンキロで、重量利用率が53.8%だった。