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2025.05.21

ウイングトラベル

★豪クイーンズランド州、航空便拡充に引き続き注力

 ケアンズ、ゴールドコーストの観光局とも連携

 

 オーストラリアのクイーンズランド州政府観光局の、マーケティング・エグゼクティブの田村充恵氏が、オーストラリア政府観光局主催のトラベルトレードショー「ATE25」にて日本メディアの取材に応じた。田村氏は、州政府が実施する航空路線促進予算(AAIF)をベースとした航空便の促進に引き続き力を入れる姿勢を示した。
 同州を訪れた日本人旅行者数は、昨年17万6000人に達し、コロナ前の2019年比で8割まで回復。「ケアンズはほぼコロナ前の水準に戻っているが、ブリスベンやゴールドコーストがもう少し戻ってくれれば」と今後への期待を見せる。
 日本からクイーンズランド州への航空便については、今年2月にヴァージン・オーストラリアが羽田-ケアンズ線を運休したものの、現在カンタス航空が成田-ブリスベン線、ジェットスター航空が成田、関西-ケアンズ線と成田、関西-ブリスベン線を運航する。
 AAIFは今後も継続する予定で「ブリスベンやケアンズ、ゴールドコーストを含む路線の促進と、地域の需要促進を組み合わせたプロモーションを行っていく」という。
 地域展開においては、ケアンズではケアンズ観光局、ゴールドコーストではゴールドコースト観光局と連携したマーケティングやプロモーションを展開。また、ゴールドコースト近郊の内陸部にあるワイン産地、グラニットベルトの訴求や、インフルエンサーを活用したハミルトン島のPR活動にも取り組んでいく。

 

※写真=左からケアンズ観光局坂本氏、クイーンズランド州政府観光局田村氏、ゴールドコースト観光局ルーカス氏、同日本地区マーケティングマネージャー小林芳美氏