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2024.05.23

WING

空飛ぶクルマ、万博後の社会実装向けた課題

 鉄道・バスなど公共交通を如何に巻き込めるか

 空飛ぶクルマが、2025年開催予定の大阪・関西万博で飛行する。あるいは当初目論んでいたかたちで運航することは厳しいかもしれなくなってきているが、デモフライトの実施など、ちょっと先の未来世界を広く一般に想起させる重要な場となるに違いない。一方で本丸はやはり万博後、如何にして社会生活の中に空飛ぶクルマを組み込んでいくことができるかということだろう――――。
 三菱総合研究所モビリティ・通信事業本部の大木孝主席研究員は、ポスト万博後のビジネスチャンスと社会実装のポイントとして、「地域公共交通機関が空飛ぶクルマの運航・ポート事業に巻き込んでいくことが重要だ」との見方を示した。