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2025.07.22

WING

JAL、地方と学生をマッチングプロジェクト始動

 若手求める地方と一歩踏む出せない学生繋ぐ

 日本航空(JAL)グループは7月18日、「JALガクツナ プロジェクト」を始動することを発表した。このプロジェクトは同社グループがESG戦略を最上位の戦略と位置付け、「移動を通じた関係・つながり」の創造に取り組んでいることの一環。「つながりは、未来への翼だ。」をコンセプトに、関係人口そのものを増やす。
 プロジェクトでは、若い人材を求めている地方自治体や地域事業者と、地域貢献に関心を持ちながらも機会がないなど、一歩を踏み出せずにいる学生をJALがマッチングする。
 具体的にはJALと地方自治体が協力して移動・滞在費用をサポートし、学生はインターンシップのように実際に地域へ数週間滞在。自治体や事業者の中に深く入り込みながら、共にその地域特有の課題解決に取り組む。滞在期間を終えた後も、「JALガクツナ プロジェクト」参加者のコミュニティを通して学生・地域・JAL間のつながりを継続的に育み、学生の挑戦を後押しする。
 今年度は夏と冬で2度開催する予定で、今夏には第1弾として福岡県宗像市を対象にプロジェクトを始動する。宗像市で第一次産業を営む農家・漁業者が受入事業者となり、学生は実際に現場で仕事を体験することができるようにし、地元産業の魅力を、学生ならではの視点で発信するのが第1弾のプログラムとなる。第2弾は12月頃に詳細をあらためて発表する予定だ。

■「JALガクツナ プロジェクト」2025年第1弾概要
・地域滞在期間=2025年8月24日(日)~9月6日(土)
※滞在期間終了後、12月頃までに地域産業の魅力を発信
※発信までにはJALが定期的なフォローアップを行う
・対象者=首都圏1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に在住の大学生・大学院生
・受入地域・事業=福岡県宗像市の第一次産業に従事する農家・漁業者
・参加費=宿泊費4万5000円
※滞在にかかるその他費用は自身での負担
※滞在期間中は、レンタカーを貸与
※移動費は、東京(羽田)=福岡 1往復相当分(1万8000マイル)を提供
・応募期間=2025年7月18日(金)~8月3日(日)
・選考結果=2025年8月5日(火)17時より、申し込み時に登録したメールアドレスへ通知
・募集人数=8名(1事業者あたり2~3名を受け入れ予定)
・申し込みリンク
https://furumusu.jal.co.jp/plan/228

※画像=地方と学生をマッチングする「JALガクツナ プロジェクト」(提供:JAL)