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2024.04.10

WING

NEDO、電動・水素など次世代機装備品コア技術開発促進

新たに4テーマ採択、7年間総額300億円超支援

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、グリーンイノベーション基金事業「次世代航空機の開発」プロジェクトを通じて、液体水素燃料を用いた燃料電池電動推進システムや航空機電動化コア技術の開発など、新たに4件の研究テーマを採択したことが分かった。2024年度~2030年度までの7年間におけるNEDOの支援規模は、総額306億円にのぼる見通しだ。
 NEDOとしては同プロジェクトを通じてカーボンニュートラルな社会実現を目指した次世代航空機の機体装備品について、要素技術レベルから研究開発を促進すると共に、新たな「航空機産業戦略」に盛り込まれたように、将来技術を通じて欧米企業と日本企業による共同研究開発の促進を図る。加えて国際標準化を日本がリードし、日本の航空機産業の国際競争力を高めていくことが狙いだ。

※画像=水素燃料電池推進システムを開発する(提供:IHIエアロスペース)

※この記事の概要
・IHIエアロ、水素燃料電池推進システム開発
 40席超級で3時間以上、500海里以上の運転実証
・東レ、水素燃料電池コア技術を開発

 耐熱・耐久性備えた水素燃料電池材
・IHI、電力制御、熱・エアマネジメント開発

    1MW以上の発電機など開発
・多摩川精機、電動タキシングモータ開発

 ハイブリッド車の巻線界磁モータ応用  など