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2025.11.06

ウイングトラベル

★ドイツ観光局、高付加価値旅行素材提案強化策を継続

 円安基調続く中、2026年はコロナ禍前7割水準見込む

 

 ドイツ観光局は2年に1度開催する旅行会社と現地サプライヤーとの商談イベント「ドイツ旅行展」を11月5日に東京でスタートした。今回の商談会はドイツから地方観光局やホテル、観光施設など延べ13のサプライヤーが来日し、商談や意見交換を行った。旅行展の会場で本紙などとの取材に応じたドイツ観光局の西山晃日本局長は、日本からの訪問客数の動きについて「緩やかながらに回復している」ものの「為替動向やツアー代金の上昇など懸念材料が多い」と指摘。2026年の日本人渡航者数の動きについて「コロナ禍前の70%回復を見込んでいる」とした。そのような中で、B2B向け戦略に関しては、現在推進しているリピーターやハイエンド層にマッチした観光素材提案の取り組みを一段と強化していく。一方で、将来的なドイツへの旅行意欲を高めていくためのB2C向け戦略も併行して推進していくことで、日本マーケットの足場を固めていきたい考えだ。

 

※写真=「ドイツ旅行展」の会場で取材に応じたドイツ観光局の西山晃日本局長