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中国艦艇が大隅海峡連日通過、頻繁に太平洋へ
列島に近いルートを航行、恣意的活動強める
統合幕僚監部は11月4日、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦(艦番号796)が大隅海峡を通過して東シナ海へ向かったことを発表した。また直近10月31日には、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦(艦番号131)が同じく同海峡を通過して東シナ海へ向かった。これまで中国艦艇は太平洋への行き来の際に、沖縄本島と宮古島の間を通過することがほとんどだったが、ここにきて大隅海峡をはじめ日本列島により近い海峡を通過する頻度を上げている。こうした行為は、太平洋上での軍事活動を活発化させているとともに、日本に対する恣意的な行動を加速化させている表れであり、防衛省・自衛隊では日本周辺の警戒監視に力を入れる姿勢だ。
※写真1=4日に大隅海峡を通過したドンディアオ級情報収集艦(提供:統合幕僚監部)
