★2024年のドバイ訪問者数が過去最多1872万人に

　日本含む北東・東南アジア地域から24%増

　ドバイ経済観光庁は2024年に海外からドバイを訪問した宿泊旅行者数が前年比9%増の1872万人となり過去最高を更新したと発表した。日本を含めた北東・東南アジアからの訪問客数が24%増と最も高い伸びを示したほか、アフリカ、CIS諸国などからの訪問者も増加した。同庁によると、ホテル客室数が増加するとともに、さまざまな価格帯のホテルやレストランが揃い、旅行者の予算やニーズに幅広く対応している点が評価されているとしている。
　ドバイのホテル客室数は昨年12月末時点で832軒、15万4016室となり、昨年からさらに増加。客室稼働数は前年比3%増の4303万泊、平均稼働率は0.8ポイント増の78.4%に上昇した。STR（スミス・トラベル・リサーチ）のデータによると、ドバイの客室数はニューヨーク、バンコク、パリ、シンガポールといった主要な国際都市を大きく上回り、総客室数ではロンドンとほぼ同等となっている。
　また、昨年11月に発表された第31回ワールドトラベルアワードでは、ドバイがショッピング、展示会のデスティネーション、クルーズ港、空港の4部門で世界トップの評価を獲得するなど、観光インフラが強化されていることが訪問者数の上積みにつながった。

※写真＝ドバイのグローバル訪問客数が過去最高の1872万人に(写真は未来博物館、ドバイ経済観光庁提供）