★小池知事、東京都民の外出自粛要請を終了

　感染防止対策に万全、高齢者の外出3密徹底

　小池百合子東京都知事は9月10日の会見で、「これまでは都外への旅行や遠くへの外出はお控えいただくようにお願いしてきたが、今後、都外に外出される際には、感染防止対策に万全を期していただきたい」と述べ、東京都民の都外への外出要請は終了した。
　小池知事は、現在の東京都の新型コロナウイルスの新規陽性者数が減少傾向にあり、感染が急拡大した7月中旬以前の状況までに戻っており、また、全国の感染者数も減少していることから、都民の都外への外出を認めた。
　小池知事は「外出はこれからも気をつけながらという注釈付きでお願いした」とし、「解除」という言葉を使わないのは「全て自由というニュアンスが漂うから」と説明した。

　今後も感染状況で「ハンマー＆ダンス」実施

　小池知事は、外出の自粛と飲食店の時短の要請終了について、学者が学術的に使うという「ハンマー＆ダンス」の表現を用いて、「増えてくるとハンマー、落ち着いてくるとダンス、だけどまた増えると、今度はまたハンマーということで、今後、感染が拡大した場合には、再度、都外への外出自粛の要請、営業時間の短縮要請といったハンマーを用いて、感染拡大を抑えていくこともある」と再び外出自粛、営業時短を要請することの可能性を示唆した。

　Go To「大義」は旅行を楽しみ経済活性化
　都民の旅行を地方が受け入れる「共感」必要

　※写真＝小池百合子東京都知事