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2025.09.30

WING

成田空港「第2の開港」に向けて本格始動!

 成田国際空港長 中村 文俊

○首都圏発着容量100万回の実現へ ~成田は国家プロジェクトの中心舞台に~

 現在、成田空港では、年間発着容量30万回→50万回化に向けて、C滑走路新設やB滑走路延伸等の更なる機能強化が進められています(令和10年度末供用開始を目標)。 
 今年5月に滑走路の本格工事が着工したところで、この先、羽田とあわせて年100万回化の実現という、まさに国家プロジェクトの中心舞台として、様々な事業が動きます。滑走路だけでなく、国際ハブ空港として、旅客・貨物施設や空港アクセス等も含めた新しい成田空港の構想名は、公募を経て、6月12日「第2の開港プロジェクト」に決定されました。1978年の開港以来のビッグプロジェクトであることがわかりやすく、空港敷地面積も約2倍、発着容量も令和6年度の約2倍の50万回となること等から、“2”という数字を効果的に使った名称として採用されました。また同日、空港と周辺地域が発展していく未来への道筋として「エアポートシティ」構想も発表されました。周辺地域と一体となって、空港を核とした未来志向都市を創造していくというもので、具体的な施策や事業の議論の出発点とするものです。