ウイングトラベル
★インフィニ、AI活用の次世代ソリューション開発に注力
                      セミナー開催、創立35周年で日本発GDSの強み訴求
インフィニ トラベル インフォメーション(INFINI)は、恒例の「INFINIセミナー」を都内ホテルで開催、旅行会社や航空会社関係者が集まった。同社は6月20日に創立35周年を迎え、今年は「35」にちなみ「みんなでGO」をキャッチフレーズに掲げ、旅行会社・航空会社・INFINIの「3」者を軸に「5」つの取り組みを展開していくと発表。具体的にはAIを活用した次世代ソリューションの開発やコンサルティングに注力、唯一の日本発GDSとして、日本の商習慣に合わせたサービスやサポートを強化していく姿勢を示した。また旅行会社と航空会社をパネリストに迎え、「NDCの将来~次世代流通規格~」と題したパネルディスカッションを実施。IATA(国際航空運送協会)が定める次世代流通規格「NDC(New Distribution Capability)」の現状や今後について意見交換を行った。
セミナー冒頭の挨拶で、代表取締役社長の高橋誠一氏は1990年の会社設立当時のアウトバウンド市場について言及。同年の日本人海外旅行者数は初めて1000万人を突破し、1100万人を記録。昨年は1300万人で、コロナ前の2000万人に対して65%の水準にとどまったが、「2021年4月以降、52カ月連続で前年同月を上回っている」と指摘。そのうえで「コロナ前との比較も大事だが、伸び続けている理由を探るのも重要。行く理由を探し、行く理由を作ることも大切なのではないか」と提起した。
※写真=INFINI高橋代表取締役社長
        
    