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新田原基地へ最初のF-35B到着、初のSTOVL機

計画遅れもようやく受領、2個飛行隊配置へ
航空自衛隊新田原基地で8月7日、初のSTOVL機であるF-35B戦闘機が到着した。当初の予定ならば、昨年度中に初号機の受領を予定していたが、ソフトウェア開発の遅れなどの影響で後ろ倒しとなった。今後は順次、機数を増やしていくことになる。
新田原基地では、3月末に新編した臨時F-35B飛行隊によってB型機の導入の準備が進められてきた。この度受領した初号機によって、パイロットや整備など隊員の錬成が一層進むことになると見られる。まずはB型機を配備した1個目の飛行隊を建設しているところで、最終的には同基地へB型の飛行隊を2個配備する予定だ。そのうちの1つが第305飛行隊であり、同部隊が運用するF-15から更新していくことになる。さらに2個目の飛行隊は、新規に建設するかたちで増強していく予定だ。
※写真1=昨年の艦上運用試験の様子(提供:自衛艦隊)