JAXAの宇宙船内ドローン、軌道上で他社開発ロボと連携成功

　別機関が独自開発したロボ間連携は世界初

　宇宙航空研究開発機構（JAXA）は7月31日、国際宇宙ステーション（ISS）内で宇宙飛行士の撮影業務を支援するロボット「Int-Ball2（イントボール2）」を、エアバスなどが開発した会話可能な人工知能（AI）搭載船内ドローン「CIMON（サイモン）」と連携させる実証実験に成功したと発表した。別機関で独立に開発されたロボ同士が、軌道上で相互通信と共同作業を行うのは世界で初めて。ドイツ航空宇宙センター（DLR）と共同で行い、ISSの船長を務める大西卓哉宇宙飛行士も連携のための作業に加わった。