ウイングトラベル
★郵船クルーズ、34年ぶり新造船「飛鳥Ⅲ」デビューへ

華やぎとくつろぎの洋上空間で「最幸」な時間を提案
郵船クルーズは、7月11日に横浜港大さん橋国際客船ターミナルにおいて7月20日に就航する「飛鳥Ⅲ」の命名式を実施したほか、メディア関係者向けに船内を初公開した。「飛鳥Ⅲ」は、郵船クルーズとして34年ぶりの新造客船。また、日本船社による日本船籍の新造船としても27年ぶりとなった。同社は今後、現在就航中の「飛鳥Ⅱ」との2隻体制で多彩なクルーズを実施することとしている。
※画像=「飛鳥Ⅲ」の命名式での記念写真。(画像提供:郵船クルーズ)
横浜港で命名式開催、中野国交相ら出席
日本クルーズ文化の未来を切り開く
命名式は「飛鳥Ⅲ」船内にあるリュミエールシアターで行われ、郵船クルーズの西島裕司代表取締役社長をはじめ来賓として列席した中野洋昌国土交通大臣、山中竹春横浜市長、横浜銀行片岡達也代表取締役頭取らが挨拶を行った。
冒頭で西島社長は、「1991年の初代飛鳥就航から34年、2006年の飛鳥Ⅱ就航からは19年目にして本日飛鳥Ⅲをお披露目できることを光栄に思う」と述べたうえで、コロナ禍の2021年に全国30もの金融機関の協力を得て建造計画を締結し、ドイツでの約2年間にわたる造船を経て、6月2日に横浜港に到着、そして7月20日の就航に向けて現在最終準備を進めていることを報告した。
また「飛鳥Ⅲ」は環境に配慮した船であるだけでなく、船内設備にはさまざまな工夫を凝らし、著名な作家の美術品、陶芸品など、数多くの美術品で船内を彩っていると紹介。「ゲストに最幸な時間を過ごしていただけることを目指し、今後日本のクルーズ文化の未来を切り開いていく」と決意を示した。