記事検索はこちらで→
2025.07.10

WING

SUBARU、装備庁にCCA実験機納入

 SUBARUは7月9日、防衛装備庁に対して、遠隔操作型支援機技術の研究における実験機を納入したことを発表した。予てより無人機技術を得意としてきたSUBARUが、その技術をフル活用して実験機の設計・製造を手掛けた。
 世界各地で協調戦闘機(CCA)の研究開発が加速し、次世代の航空戦闘では、このCCAは航空優勢の確保の大きな鍵を握ることが想定されるところ。今回SUBARUが納入した実験機は、有人機と連携して飛行する無人航空機の技術開発に向けて、自律的な編隊飛行などを可能とする飛行経路生成技術のほか、有人機のパイロットによる無人航空機の管制を可能とする遠隔操作技術の実現を目的とするなど、いわゆるCCAの開発に向けた実験に供されていくものとみられる。 
 今後、防衛装備庁がさまざまな試験を実施するが、SUBARUが試験を支援する。

※画像=SUBARUが装備庁にCCA実験機を納入(提供:SUBARU)