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cosmobloom、JAXA宇宙構造物システム研と共同研究

J-KISS型新株予約権で資金調達、開発加速へ
cosmobloomが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙構造物システム研究室と共同研究を開始した。さらに同社はHERO Impact Capital1号投資事業有限責任組合を引受先とするJ-KISS型新株予約権による資金調達を実施したことを明かした。
cosmobloomは、日本大学理工学部航空宇宙工学科宮崎研究室(現JAXA 宇宙構造システム研究室)を前身としており、膜やケーブルといった極めて柔軟な構造(ゴッサマー構造)を用いた宇宙構造物に係る解析・設計・開発を担う宇宙ベンチャーだ。
同社のコア技術はゴッサマー構造の解析技術で、研究室時代に開発した非線形弾性動力学解析コードNEDAは、2010年にJAXAが打ち上げた小型ソ-ラー電力セイル実証機「IKAROS」の膜面展開シミュレーションに利用。ソーラーセイルを主推進装置として利用する世界初の惑星間航行の成功へと導いたことは記憶に新しい。