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2024.04.12

WING

日米比首脳初会合、安全保障や経済面で連携強化

南シナ海での中国の行動に毅然として対応

 米国を訪問した岸田文雄内閣総理大臣は現地時間4月11日、米国のジョセフ・バイデン大統領およびフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領と日米比首脳会合を行い、3ヵ国の協力を安全保障や経済など幅広い分野で一層発展させていくとした。岸田総理は、3ヵ国での会合に当たり「自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、同盟国・同志国との重層的な協力が重要」だと述べて、重要性を強調した。
 3ヵ国による首脳会合は今回初めて。この会合では今後数十年にわたって「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」と「国際法に基づく国際秩序」という共通のビジョンを発展させるとし、海上保安機関間による保安協力の連携強化をはじめ、戦略的重要インフラの整備を進める枠組みの立ち上げ、半導体などを含むサプライチェーンの強靭化、情報通信分野やサイバー分野での連携強化などに取り組むことを確認した。