記事検索はこちらで→
2024.04.08

WING

日本が提案、規格外ココナッツがSAF原料でCORSIA認証

 日本提案の原料登録は初、日本グリーン電力開発㈱が要望

 

 国土交通省航空局は4月5日、持続可能な航空燃料(SAF)原料として、あらたに「規格外ココナッツ」が、国際民間航空機関(ICAO)のCORSIAに登録されたことを発表した。日本の事業者である日本グリーン電力開発㈱からの要望を受けて、航空局がICAOに提案しており、日本からの提案により新規原料登録は、これが初めて。日本グリーン電力開発では、2030年を目標に、SAFの商用化を目指す計画だ。
 「規格外ココナッツ」とは、ココナッツの栽培過程において、一定の割合で生じてしまうひび割れやカビの発生、未成熟、あるいは芽が出ているなど、食用には適さないココナッツのこと。現状では多くが廃棄されてしまっているが、SAF原料として利用することができる。あらたな耕作地を必要とせず、非可食原料であり、かつ環境負荷を軽減することができる原料として、注目されている。

 

※画像=規格外ココナッツがSAFに。ココナッツ産地で大量に発生する規格外ココナッツを燃料にする(提供:日本グリーン電源開発)

お試し価格で全文公開中