世界の航空貨物需要、2月は前年比11.9％の伸び

　3カ月連続で2桁増、力強い回復・成長続く

　国際航空運送協会（IATA）、今年2月の航空貨物市場データを公表した。それによれば、航空貨物需要は貨物トンキロ（CTK）ベースで、前年2月の水準に比べて11.9％増加した。とりわけ国際貨物需要は12.4％増えるなど、ここ3カ月連続で前年同月比2桁の需要拡大が見られたかたちだ。
　一方、貨物搭載スペースの供給量を表すACTKも2023年2月比で13.4％増加。国際線に至っては16.0％増えた。これは主として旅客市場の回復に伴って、国際線の航空機のベリーキャパシティが増加したことが要因だ。IATAによれば、ベリースペースとしては、前年同月比29.5％増と、3割近く増加したという。一方、貨物専用機の国際線キャパシティは前年同月比3.2％増となった。

※写真＝航空貨物需要の急速な伸びが続く