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2024.04.01

WING

国交省、ウィングコプター機に第一種型式認証

 国土交通省は去る3月28日、ドイツのウィングコプター(Wingcopter) から申請があった「Wingcopter式198型」の第一種型式認証について、同日付けで受理したことを発表した。外国製の無人航空機としての型式認証申請の受理は、これが初めてのこと。
 第一種型式認証はレベル4飛行(第三者上空の飛行経路下に立入管理措置を講ずることなく行う特定飛行〈人口集中地区上空、夜間、目視外等での飛行〉)を目的とした型式に対して行う認証のこと。
 「Wingcopter式198型」は全長167センチ×全幅198センチ×全高66センチ。最大離陸重量は24.9kgで、最大積載重量は4.5kgだ。巡航速度は時速90km、最大航続距離110kmとなっている。
 日本国内では2021年4月、ANAホールディングスがウィングコプターと、ウィングコプター製のドローンを使った医薬品および日用品配送事業化に向けた業務提携を締結。それ以前にも、長崎県福江島-久賀島間で医薬品配送実証を行うなど、日本国内への実装に向けた取り組みを行っていた経緯もある。

※写真=第一種型式認証を取得したWingcopter式198型(出典:国交省資料より)