中国情報収集機が先島南沖の太平洋まで進出

　沖縄と宮古島間を往復、東シナ海で旋回も

　統合幕僚監部は3月27日、中国のY-9情報収集機が沖縄本島と宮古島間を往復飛行したと発表した。同機は先島諸島南の太平洋まで飛行し、おおむね往路と同じルートで引き返した。
　中国の情報収集機は当日午前から午後にかけて太平洋への往復飛行を行った。東シナ海方面から飛来し、沖縄本島と宮古島間を通過して太平洋に出ると、先島諸島南沖の太平洋上を飛行した後に反転し、再び沖縄本島と宮古島間を通過して東シナ海へ飛行した。
　防衛省・自衛隊はこの中国機の飛来に対し、航空自衛隊南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応した。

※写真・図＝中国のY-9情報収集機と飛行経路（提供:統合幕僚監部）