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2024.03.27

WING

エレベーションスペース、ハイブリッドスラスタ燃焼試験成功

 実機近いモデルで軌道離脱に必要な長時間燃焼

 東北大学学際科学フロンティア研究所ElevationSpace(エレベーションスペース)は3月26日、実機に近いモデルを使ったハイブリッドスラスタの燃焼試験に成功したことを発表した。
 エレベーションスペースは、ハイブリットスラスタを使って、小型衛星の移動や軌道離脱に活用することを目指しており、これにより宇宙実験の成果物である試料などを、地球に帰還させることを目指している。
 燃焼試験は昨年10月~今年2月にかけて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力を得ながら実施していた。燃焼室の内部をより実機に近い試験モデルとし、試験モデルに合わせて精度の高い推力計測システムを構築。信頼性・再現性のある推力データを取得することにも成功した。