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2024.01.05

WING

三菱重工泉澤社長、利益と事業規模両立し拡大ステージへ

 コングロマリットの利点最大化など追求

 

 三菱重工業の泉澤清次社長は年頭の挨拶のなかで、「今年スタートする2024事業計画では、利益と事業規模を両立しながら拡大するステージへ移行する」ことに言及した。
 泉澤社長は2023年を三菱重工グループの真価が問われた1年だったことを振り返りつつ、「経済や国際情勢の混乱、戦後の価値観や資本主義体制の揺らぎなど、2023年は予測しがたい1年だった」とコメント。その一方で「脱炭素社会の構築と経済発展とを両立した、地球環境問題への現実的な取り組みが動き始めた年でもあった」との認識を示した。
 その上で、「収益力の回復・強化に取り組んだ結果、三菱重工グループは2023年度上期に受注・売上・事業利益とも過去最高を更新した」ことにも触れた。

 

※写真=泉澤社長はコングロマリットを活かしつつ、単にモノづくりのみならず上流と下流を繋ぐバリューチェーン構築にも言及した(提供:三菱重工業)

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