川崎重工、独自開発エンジン「KJ」専用テストセル、明石で稼働

防衛エンジン関連テストセル、明石「80工場」に集約

　川崎重工業は小型のターボジェットエンジン「KJ100」とターボファンエンジン「KJ300」、そして「KJ10」の開発に取り組んでいる。自衛隊向け標的機の搭載エンジンなどとして開発された「KJ14」の系譜に連なる「KJシリーズ」の製品ラインナップが拡充している。
　明石工場では昨年11月、「80工場」の運用が開始された。この「80工場」は防衛エンジン向けのテストセルが集約した設備だ。従来、明石工場内の様々な場所にエンジンテストセルが点在するかたちとなっていた。そうしたエンジンテストセルを、1カ所に集約したのが「80工場」だ。