JALグループ、国内線運賃シンプルに全面刷新へ

9種から3種へ、混雑状況での変動より顕著に

　日本航空（JAL）はこのほど、グループが運航する国内線の運賃を2023年4月12日搭乗分から全面リニューアルすることを決定した。現行では、大人普通運賃、特便、先得など、主要な9種類の運賃を設定しているところ、新運賃では「フレックス」、「セイバー」、「スペシャルセイバー」の3種類へ統合する。新運賃では今年5月17日から予約を開始する一方、現行運賃では予約・搭乗を23年4月11日まで継続する。料金体系がシンプルになった新運賃は、旅客とってはより使いやすくなるとともに、JALにとってはメリハリの効いた設定で単価の向上が望めるとして、さらなる収益性の拡大が期待される。