記事検索はこちらで→
2022.02.04

WING

米海軍、CH-53KヘリLRIPロット6で9機追加契約

CH-53Eロジ契約の対象にCH-53K追加も今年契約予定

 ロッキード・マーティンは2月3日(米カリフォルニア州現地時間)、子会社のシコルスキー・エアクラフトがCH-53K「キングスタリオン」ヘリコプターについて、9機の追加製造契約を米海軍と結んだと発表した。
 これは2021年6月に結んだ低率初期生産(LRIP)ロット5のオプションを行使するもの。米海兵隊はCH-53Kを200機を導入する予定であり、今回のロット6契約分も含まれる。
 ロット6もロット5と同じくCH-53Kを9機製造するが、ロット6はこれまでのロットよりも低い単価で製造することになっており、米国防総省が公表している契約情報によれば、契約金額は6億8495万963ドルで機体の納入は2025年7月までに完了予定とのことだ。ちなみに、ロット5ではCH-53Kを9機製造することになっており、契約金額は8億7870万ドルで、1機あたりのコストは9760万ドル、機体の納入は2024年となっている。
 シコルスキーではCH-53Kをコネチカット州ストラトフォードの施設で製造しており、2022年2月現在で7機を製造中で、さらに47機が各製造段階にあるという。また、既に運用可能なCH-53Kを5機、海兵隊に納入しており、今年中にさらに4機を納入する計画としている。
 また、ロッキード・マーティンはCH-53Eのパフォーマンスベースのロジスティクス契約の対象にCH-53Kを加えることについて、米海軍と協力しており、今年中に契約を結ぶ予定と述べた。

 

※写真=シコルスキーは米海軍からCH-53KヘリのLRIPロット6として9機を製造する追加契約を受注した(提供:ロッキード・マーティン)