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2022.02.03

WING

JAL第3四半期決算、厳しい結果も急速に回復

最終1283億円赤字も19年第4四半期ぶりにEBITDA黒字に

 

 日本航空(JAL)は、IFRS基準による2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~12月31日)の連結決算を発表し、売上収益が前期比39.8%増の4984億円となった。コロナ禍前の前々期との比較では55.2%の減収で、引き続き新型コロナウイルス感染症による航空需要減少の影響が続いた。営業費用は5%増(前々期比31.6%減)の6879億円となって、利払前・税引前のEBITでは1108億円改善したものの1833億円の赤字(前々期比2979億円減)、純損益では844億円改善したが1283億円の赤字(前々期比2031億円減)となった。
 決算会見を行った菊山英樹専務は、引き続き厳しい結果となったが「業績は期を追うごとに改善しているのも事実」だとし、第3四半期単独ではキャッシュバーンを解消し、さらには19年度第4四半期以来となる「EBITDA(EBIT+支払利息・減価償却費)と営業キャッシュ・フロー(CF)を黒字化することができた」と強調。10~12月にはEBITDAが118億円、営業CFが91億円のプラスで、急速に改善へ向かっていることを説明した。

 

※写真=会見する菊山専務

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