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2022.02.01

ウイングトラベル

★ホテル・旅館業、感染急拡大で事業継続懸念

 帝国データ調査、休廃業増加、回復から悪化も

 帝国データバンクが1月31日に公表した旅館・ホテルの倒産動向によると、2021年の倒産件数は70件と2000年以来の最大の下げ幅となったが、休廃業・解散は174件と過去5年で最多を記録した。2022年に入り、オミクロン株の急速な拡大で、旅館・ホテルへの宿泊キャンセルが一気に増加しており、借入金が増加していることから事業継続を危ぶまれる宿泊業者の増加が懸念されている。
 2021年の年間旅館・ホテル業の倒産件数は、前年の118件から41%減の70件。金融機関によるコロナ融資や雇用調整助成金などの各種支援策で「持ちこたえている」状況。また、2020年後半のGo To トラベル事業による一時的な需要回復も倒産減少に寄与したとしている。