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2022.01.28

WING

成田21年の国際旅客は開港年下回る過去最低に

NAA田村社長、前年より回復傾向も年間通じダメージ

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は1月27日の定例会見で2021年暦年(2021年1月1日~12月31日)の成田空港運用状況を発表し、国際線旅客数が開港年も含め「暦年として過去最低の数字だった」ことを明かした。前年の20年1・2月ごろは新型コロナウイルスの影響が大きく出ていなかったため、21年の実績は前年比でマイナスとなった。全体の旅客数は前年比50%減の524万4194人になり、過去最低だった国際線旅客が74%減の189万3477人。発着数は5%減の12万9776回だった。しかし一方で国際貨物は好調で、貨物量・貨物便発着数は暦年として過去最高に。取扱い貨物のピークとなる年度末に向けて、置き場の拡張に取り組むとした。

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