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2022.01.27

ウイングトラベル

★日本の水際対策際立つ、世界に合わせて緩和を

 田川JSTO会長、声を挙げていくことが大事

 

 ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)の田川博己会長は1月26日の新春セミナーで、「国際情勢は緩やかに回復し、欧州や米国ではオミクロン対応が変わってきている。日本の水際対策は世界でも際立っており、インバウンド、アウトバウンドを含めて日本の国際交流が進まないとショッピングツーリズムも困る」として、世界の動きに合わせて日本の水際対策の見直しが進むよう声を挙げていく必要性を強調した。田川会長は世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の副会長を務めており、4月にフィリピンのマニラで開催予定のWTTCグローバルサミットに出席する予定だとして、「皆さんの声を代弁していければ」との考えを示した。
 田川JSTO会長は、「パンデミックから早2年。厳しい経営環境が続いている。人流抑制か人数制限か。対応に戸惑っているのが正直な気持ちだと思う」としつつも、「公共サービスが止まると社会生活は困る。ツーリズム産業を含めてしっかり守らないといけない」として、感染対策と経済社会活動の両立を図っていく必要性を指摘した。