ポリテクカレッジ成田校、実学融合で即戦力人材育成

設備・機器を使いこなす人材を航空業界に輩出

　千葉職業能力開発短期大学校（ポリテクカレッジ千葉）成田校は、貴重な若手人材を毎年航空業界に送り込んできた人材育成機関だ。生産技術科と航空機整備科の2科を設置しており、生産技術科から毎年約20名を、航空機整備科からも30名ほどの人材を、航空会社や航空機産業関連メーカーなどに安定的に輩出している。
　とりわけ航空機整備科には学習教材ツールとして昨年11月、新たにパイパー社製「アロー」を導入し、2021年度の新入生以降、新しい機体を使って実習を行うことができるようにした。一方の生産技術科では金属加工技術を中心に、CAD/CAMやNC加工機、さらには3Dプリンターなど実際に活用しながら、設計から製作まで必要な理論・技能を身に付けることが可能な教育環境を整えている。