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2021.05.14

ウイングトラベル

★旅工房 通期決算、最終赤字14億800万円

 国内販売傾注も売上95%減、コスト削減追いつかず

 旅工房の2021年3月期の通期連結決算は、売上高が前年比95.0%減の16億5400万円と9割以上の減収となった結果、営業損益は前期の1億3800万円の黒字から20億4400万円の赤字、経常損益は1億3800万円の黒字から13億5400万円の赤字となり、最終赤字は14億800万円を計上した。前期は当期純利益8800万円の黒字決算だったが、コロナ禍で赤字に転落した。
 次期通期業績予想については新型コロナウイルスの収束時期が不透明で、現時点で合理的な算出が困難として未定としている。
 新型コロナの影響で、旅行業界では世界各国の渡航制限や入国規制等を受けて旅行需要の大幅な減退が続いている。こうした中、同社グループは従来は海外旅行商品の販売に強みを持ち、売上高の大半を占めていたが、通期を通して海外旅行商品の販売がほぼ皆無となり、売上高が前期に比べて大幅に減少した。

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