★KNT−CTHD21年3月期決算、77.2％の減収

　新型コロナで需要消失、284億円の最終赤字

　KNT−CTホールディングスが5月12日発表した2021年3月期連結決算は売上高が前期比77.2％減の878億8900万円、営業損失が約254億円増の270億8200万円、経常損失が約153億円増の167億2700万円。当期純損失が210億円増の284億5600万円となった。新型コロナウイルスの感染拡大により国内外のツアーの催行が中止・縮小されたこと。政府のGo Toトラベルキャンペーンの効果が限定的となったことから大幅な減収となった。損益についても雇用調整助成金など各種助成金で約97億円の収入があったほか、販管費などの経費削減などに取り組んだものの、売上の大幅な減少による影響は大きく、大幅な赤字を計上する結果となった。