日本発の固体材料燃焼性試験方法の国際規格発行

　宇宙航空研究開発機構（JAXA）は4月20日、JAXAが開発を進めてきた固体材料の燃焼性試験方法に関する国際規格が、去る4月6日に国際標準化機構(ISO)の国際標準規格ISO4589-4 として正式に発行されたことを発表した。
　この規格は国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」で行われる宇宙実験FLAREテーマにおけるこれまでの地上研究成果を基に、JAXAが日本プラスチック工業連盟、北海道大学、岐阜大学らと協力して開発したもの。プラスチックなどの固体材料の燃焼特性を示す定量的指標の一つとして国内外で広く利用されている酸素指数(OI)を、高流速の酸素/窒素混合ガス中での値(HOI)として得るための試験方法として世界で初めて国際標準化した。
　JAXAは今回の成果について、HOIを得るための試験方法のISO標準化は・・・・。