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2021.04.20

WING

ANA、パイロットが飛行中意識不明で緊急着陸

 航空局は4月19日、貨物便としてパリから羽田空港に向けて飛行中だった全日空(ANA)のNH216便において、パイロットが一時意識不明の状態となったため、緊急事態を宣言した上で、目的地をノボシビリスクに変更して着陸したことを発表した。
 同機は4月19日4時44分にパリを飛び立ち、モスクワの北東約1800キロメートル、高度約1万2500メートル付近において、パイロットが一時的に意識不明の状態に陥った。同機はノボシビリスクに11時52分にノボシビリスクに着陸した。
 航空局によれば、航空機乗組員が負傷または疾病により運航中に正常に業務を行うことができなかった事態だとして、重大インシデントに認定した。ただ、ロシア国内で発生していることから、原因調査の実施については、発生国であるロシア当局の判断となるという。