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2021.04.20

WING

日NZ間初の共同訓練実現へ、防衛協力・交流の進展へ

地域情勢で緊密な連携維持、東・南シナ海に懸念表明

 岸信夫防衛大臣とニュージーランド(NZ)のペーニ・ヘナレ国防大臣は4月19日にテレビ会談を開き、これまで緊密にコミュニケーションを行ってきた両国防衛当局間の良好な関係を引き続き継続するとともに、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の原則を維持・促進させるため、防衛協力・交流を活発に進展させていくことで一致。両国間として初めてとなる共同訓練の実施に向けて、調整していくことで合意した。
 会談では、2020年11月のNZ空軍哨戒機パイロットによる海上自衛隊鹿屋航空基地への訪問を例に、哨戒機を運用する海自隊員との交流が進展したことが話題に上がった。・・・

 

※写真1=ニュージーランドのヘナレ国防大臣へ、モニター越しにあいさつする岸防相(提供:防衛省)

※写真2=ニュージーランドは北朝鮮の瀬取りの監視のため、哨戒機などを日本へ派遣する。こうした連携・協力関係の進展に寄与する初の共同訓練へ調整を進めることになった。写真はニュージーランドのP-3K2哨戒機(提供:防衛省/出典:NZ国防省)