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2021.01.19

ウイングトラベル

★IATA、年末年始規制強化で2021年暗い見通し

 日英独政府批判「危機管理バランスに関心ないのか」

 国際航空運送協会(IATA)のアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEOは、「航空会社が年内にキャッシュ・プラスに転じることは、現段階に視界に捉えているが、目先の状況は暗い」との認識を示した。これは年末年始期間中、本来ならば繁忙期となるところ、今回の年末年始の航空需要が低迷したため。
 ジュニアックCEOは「カナダ、英国、ドイツ、日本、その他の国々は、検疫要件を取り除くことなく、新型コロナ対策に検査を追加した。言い換えれば、各国は旅行をシャットダウンする政策措置を選択したのだ」と強く批判。「こうしたアプローチは、規制を強化したこれら各国政府が、新型コロナウイルスのリスクに対するバランスのとれたアプローチをすることに関心がないことを物語るものだ」とコメントし、「そうした政府は新型コロナウイルスがゼロの世界を目指しているように見える」として、各国政府が変異株に対して講じた措置に否定的な見解を示した。

 

※写真=国際航空運送協会(IATA)のアレクサンドル・ドゥ・ジュニアックCEO