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2021.01.14

WING

JAL、新千歳で車椅子の電動アシスト検証開始

位置確認機能で利便性・サービス向上も

 日本航空(JAL)は新千歳空港国内線の出発・到着エリアで、木製車椅子を使用した電動アシストユニット「SmartDrive」とデジタル技術の活用による実証実験を開始した。この検証では、アシストユニットによる実用性を確認するとともに、アプリとビーコンを使用した車椅子の位置確認、さらには使用者の情報表示によるサービス向上を図る。すでに2020年12月28日から開始していて、1月31日まで検証を行う予定としている。
 これはJALのほか3社が共同で参画する実証実験。電動アシストユニットは、ペルモビール(東京都江東区、Bengt Thorsson CEO)が開発した脱着可能なもの。検証用のビーコンおよびアプリは、 NRIデジタル(神奈川県横浜市、雨宮正和社長)の開発で、unerry(東京都千代田区、内山英俊社長)の「Beacon Bank SDK」を組み込んだもの。
 それらを使用して、車椅子利用者の利便性向上を図るとともに、車椅子の位置検知や動線などを可視化・分析を行う。そして今後は得た情報を活用して、サービス向上や、安全な空港内移動の提供、スタッフの負担軽減を図る。
 この度の検証は、実証実験に賛同した利用者を対象とするもの。「SmartDrive」装着の木製車椅子は、スペシャルアシスタンスカウンターまたは出発カウンターから搭乗口まで、もしくは 、搭乗口から到着ロビーまでの距離を移動するもので、スタッフが案内を行う 。電動アシストによって、・・・・・・・・。

※写真=JALは新千歳空港で電動アシストユニットの実証実験を実施中だ(提供:日本航空)