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2020.08.07

ウイングトラベル

★「特別な夏」都民は都外へ旅行・帰省を控える

 小池知事、これ以上悪化すれば緊急事態宣言

 小池百合子東京都知事は8月6日の会見で、今年のお盆休み、夏休みの旅行・規制について、今年の夏は「特別な夏」として、都民に対して「都外への旅行・帰省を控えるように要請した。また、夜間の外食、遠くへの外出を控えることを合わせて要望した。
 また、同日は東京都の新型コロナウイルス感染者数が360人を記録した。小池知事はこれ以上に感染状況が悪化すれば、都独自に緊急事態宣言を発出することを改めて表明した。
 小池知事は「今年の夏はコロナに打ち勝つことが最優先となる夏で、一日でも早く、安心安全な生活を取り戻し、大切な人、大切な家族、医療現場を守るためにもこの夏は『特別な夏』として、旅行・帰省・夜間の外食、遠くの外出を控える」ことを要請した。
 とくに、小池知事は「夏休みの最中にあっても、医療現場では医療従事者の皆様方が、今この瞬間でも厳しい状況の中で患者さんの対応に努力していただいている」と感染防止の瀬戸際にあることを示唆した。
 小池知事は「今後、状況がさらに悪化した場合には、東京都独自の緊急事態宣言を発することも考えざるを得ない。そのようなことにもならないためにも、何としてでもこの夏は感染拡大を食い止めていかなければならない。都民、事業者、行政が一体となってこそ、コロナとの戦いに打ち勝つことができる。また打ち勝たねばならない」と強い調子で語り、繰り返し、「特別な夏」の旅行・帰省、夜間の会食、遠くへの外出を控えるように要請した。
 都と国の帰省に対する見解、Go Toキャンペーンに対するの温度差について小池知事は、「Go Toキャンペーンから東京は外れている。東京都の感染者は増えている」と現状を指摘した。

 

※写真=会見で「特別な夏」に旅行・帰省を控えることを要請する小池都知事(出所:東京都公式サイト)