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2018.06.19

WING

気候変動観測衛星「しきさい」が捉えたハワイ火山活動

熱異常状態など把握に成功、溶岩の流れの把握も

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこのほど、ハワイ島で続く火山活動の様子を、気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)が捉えることに成功したことを明らかにした。「しきさい」は昨年12月23日に打ち上げられたばかりの衛星。赤道上の軌道高度800キロメートルに位置し、地球の環境変動を長期にわたって観測することが。大気、海洋、陸、雪氷といった地球全体を長期間(10〜15年)観測することによって、水循環や気候変動の監視とそのメカニズムを解明することが期待されている。GCOM-Cには多波長光学放射計(SGLI)を搭載しており、雲、エアロゾル、海色、植生、雪氷などを観測する。