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2018.06.08

ウイングトラベル

4月の旅行収支、過去最高2272億円の黒字

日本のベストシーズン、初の2000億円突破

 財務省が6月8日に発表した国際収支状況によると、4月の旅行収支は前年同月比14.5%増、288億円増の2272億円の黒字となり、初めて2000億円を突破した。前年同月も1984億円と過去最高を記録しており、桜の季節の4月は訪日外国人旅行者にとって日本のベストシーズンとして定着した。
 日本政府観光局(JNTO)によると、4月の訪日外国人旅行者数は12.5%増の290万700人、日本人出国者数は9.8%増の135万6700人だった。
 訪日外国人旅行者数は単月として過去最高を記録し、台湾など7カ国が過去最高、中国、韓国など7カ国が4月として過去最高を記録した。
 一方で、日本人出国者数が10%近く伸びているにも関わらず、旅行収支の黒字幅は2000億円を超えた。
 これにより、1-4月累計の旅行収支は32.9%増、1804億円増の7295億円に達した。前年同期が5491億円で、一挙に7000億円の大台を突破した。1-4月の訪日外国人旅行者数は105万1900人で、最も速いペースで1000万人を超えている。

 

※旅行収支の月別推移