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2025.12.10

ウイングトラベル

★関空11月、高市発言影響か中国線旅客60万人割れ

 発着数も減少、前年同月実績は旅客・発着数共に上回る

 

 関西エアポートがまとめた11月の関西国際空港のフラッシュレポートによれば、国際線・国内線合計旅客数は前年同月比7%増加した285万8114人だった。このうち国際線旅客数は12%増の235万8737人に、国内線は10%減の49万9377人だった。航空機の発着回数は5%増加した1万7379回となり、このうち国際線が11%増の1万4001回、国内線は14%減の3378回となった。
 11月7日の高市首相の台湾有事に関連した国会答弁を巡り、日中関係が急速に悪化したなか、関西空港の11月の中国路線の旅客数および発着回数は前月実績を大幅に下回るかたちになった。大阪・関西万博が閉幕したことで調整局面に入ったこともあろうが、高市発言によって中国からのインバウンドに影響が及んできたようにも推察されるところ。

 

※画像=関西空港の旅客数・発着回数に日中関係悪化の影響が出始めた