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三菱重工が進めるJALとのMRO事業検討
国内で完結できる整備体制構築を
三菱重工業民間機セグメントはあらたな挑戦として、日本航空(JAL)と共同で航空機アフターマーケット事業参入可能性の協議を進めている。
民間機セグメントの髙口宙之セグメント長(執行役員)は「この検討をはじめることになった背景としては、近年、コロナで落ち込んだ旅客需要が国内外で回復し、それに伴って機体整備需要も高まっていることがある」と説明。三菱重工業・JALが協力して、互いの技術・ノウハウを持ち寄って、アフターマーケット市場にソリューションを提供することを模索している。
髙口セグメント長は「世界のアフターマーケット市場規模は、1200億ドル以上で今後も年3%の成長率が見込まれている」と、大きな成長が期待される分野であることに触れつつ、「今後、世界の空で運航される機体は右肩上がりに増え、20年後に世界の空を飛ぶ旅客機の数は、現在から約2万機増える約4万5000機にも達すると言われている。そこでJALと共同で何かできないかと多角的な検討を進めている」ことを明かした。
※画像=JALと協業して航空機アフターマーケット事業参入を検討中だ
※この記事の概要
MHIRJ、需要旺盛なCRJ整備
E-Jetなど新たな機種取り扱いも など
